先週の国語Ⅲの時間は,「あらしのよるに」シリーズ2作目となる「あるはれたひに」の読み聞かせをしました。嵐の夜にに出会ったヤギとオオカミが,嵐の去った翌日の晴れた日に再会します。お互いの正体を知ってしまったら,一体どうなるのだろうというみんなの心配をよそに,最初は二匹の笑い声から始まります。苦手な嵐の夜を共に過ごしたことで,親しみを感じた二匹はピクニックに出かけるのです。ピクニックの途中,お弁当を谷底に落としてしまったオオカミは,おなかがすいてたまりません。目の前にはおいしそうなご馳走があるのに,それは友達という,一作目に続いて,思わず笑ってしまうユーモラスな描写と,どきどきする展開に引き付けられます。大好きなご馳走が友達だったらどうしようと葛藤するオオカミ。相手を少しだけ疑ってしまったことを恥じるヤギ。二匹の様子や心の動きに,子どもたちは先はどうなるのだろうと,わくわくしながら聞き入っているようでした。
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