年度当初お知らせしましたように,年間10回,午前の部と午後の部が合同で国語Ⅲを行います。先週はその第1回目の実施となりました。この日は,シリーズになっている木村祐一作「あらしのよるに」の読み聞かせをしました。この本は,一冊で完結するはずだったところ,続きが読みたいという全国の読者の要望からその後シリーズ化され7作目まで制作されました。今年度は,このシリーズを読んでいきます。嵐の夜に小さな小屋に逃げ込んだオオカミとヤギが,互いの姿が見えない暗闇の中で仲間だと思い込み意気投合して,次の日に会う約束をします。「食うもの」と「食われるもの」のかみ合っているようでかみ合っていない会話の面白さや,正体が分かったらどうなってしまうのだろうというスリルのある展開,印象的な挿絵に引き付けられるお話です。この日は,卒業生に地の文を読むお手伝いをしてもらいました。子どもたちは,興味をもって聞き入り,続きを聞くのが待ちきれないという様子でした。ぜひ,次の読み聞かせを楽しみにしていてほしいと思います。
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